【この記事はこのような人にお勧め】
・ダイエットを考えている
・雑誌で朝食抜きが体にいいと聞いた
・テレビで朝食を抜くと病気になると言っていた
・朝食を食べていない
一時期【プチ断食】というのが話題になりました。
断食の種類も色々ありますが、今回の内容に特に関係するのが、
毎日朝食を抜くというものです。
実際、この方法でダイエットを成功する人もいるし、
個人的にもやってみましたが、確かにみるみる体脂肪は減っていきました。
ただ、結構テレビを見ると危険性の話も出てきます。
おそらく、何かしらの話題になるのであれば、
やっていい人とやってはいけない人がいるんだなあと
思って論文を検索しました。
結論から言うと
「心血管系の疾患を持っている場合は朝食は食べた方がいい」
かなぁという感じです。
【論文】
研究には精査された4つの研究(日本と米国)合計199,634人の成人(40歳以上)が含まれていました。
いずれの研究でも朝食を抜くことは心血管疾患に関係しており、
それらの発症または死亡するリスクを20~30%増やすとされています。
ただ、「朝食をとる定義」に関してはある程度一貫していますが「朝食を抜く定義」関しては少し一貫していないところがあるので注意が必要そうです。
また、元の論文を読んでみると、
朝食を抜くグループには生活習慣が乱れている人が多かったようです。
(1日に1時間以下の運動や、夜食を不規則にとったりとか)
なので、運動習慣等が同じグループ同士で行うと
また違った結果が出る可能性がありますね。
【感想】
個人的には朝食抜きダイエットはやったことがあり面白かったのですが、心血管系の疾患を私は持っており、ちょっとこれは控えたほうがいいかなあと思っています。
ただ、近年では腸の調子を整えて上げたほうが体にいいという論文も多く出ていて、腸を休めてあげる時間を作るのはいいことだと思っています。
今回の実験では朝食抜きの人については、生活習慣に問題が多かったという人も多かったみたいで、もっと被験者の精度が上がったらもしかしたら変わるんじゃないかなと思っていたりします。
体のパーツの劣化具合って人それぞれだと思うので、基本的には現状朝食はとったほうがいいのかなと思ってますが、心臓に自信があれば定期的な朝食抜きはやってもいいのかなという感想です。
参考文献/著者
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31443394/
本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。
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