【この記事はこのような人にお勧め】
・子供の頃って牛乳飲んだほうがいいの?
・青年期の実際の身体への影響を知りたい
・乳製品と子供の骨の関係について知りたい
私は小さいころ、牛乳をたくさんを飲むようにしていました。
色々な所や漫画で、牛乳を飲むと身長が高くなる!
的な話を聞いたことがあるなあと思っていました。
実際にはどれだけ影響があるのかなと調べましたら、
乳製品の摂取量と身長や骨密度の優位性を比較したRCTの統計的レビューがありましたので、紹介します。
【論文】
合計で、2032人の子供と青年が含まれる15の研究に基づいたデータになります。参加者の年齢は4.8歳から17歳の範囲でした。
研究期間は3週間から3年の範囲で設定されておりました。
摂取する牛乳やその他の乳製品は様々で、牛乳のみで研究された対象の子たちは1日あたりの消費量(236から900 mL)とこちらも結構な幅がありました。
結果として
・16カ月の乳製品摂取後にBMD(骨密度)が平均8%増加した。
・乳製品接種は体のサイズと組成には有意な差はなかった。
・骨の構造には重要だが、体組成と身体のサイズとの関係性は見当たらない
となっています。
研究者曰く
子供と青年の骨の構造と発達に全体的にプラスの影響を与えるようですが、この集団の体のサイズと組成に対する乳製品の消費の有益な役割をサポートする十分な証拠はありません。
とされています。
【感想】
追跡期間が3週間から3年なので、これを子供、青年期続けたらどうなるんだろうっていう疑問は残りますが、
骨密度が有意に上がっているのは結構満足な結果でした。
食品に関してっていい面と悪い面の議論があるので一概には言えませんが
(牛乳で前立腺がんの可能性が高くなるというデータもある)
ことがありますが、子供、青年期は1日1杯位の牛乳とヨーグルト等の乳製品の摂取をするのが良いかなと思います。
参考文献/著者
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5998362/
本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。
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