経済損失を1兆円減らす!腰痛予防に最も効果的な事は運動だ

【この記事はこんな人にお勧め】

・腰痛に悩まされている
・本気で腰痛と向き合いたい
・今は平気だけど腰痛になりたくない

腰痛は一生の間に80%以上の人が悩まされるといわれています。

東京大学と日本臓器製薬の試算によるとその経済損失は年間3兆円と言われているとのこと。
実際に経済損失と言われるとなかなか迫力のある数字ですね。

今回の論文ではその腰痛を33%改善するという内容です。
私も治療院で働いていますので、多くの腰痛の人を見てきていますが、
急性(ぎっくり腰など)はもちろん治療をする必要があります。

しかし、慢性期では治療や病院に通院することもある程度は効果はあると思いますが、今回紹介する内容は治療よりも効果的な内容になります。

【論文】

今回の記事は16件の論文から精査し、合計約3000名が参加している内容になります。

結論から言うと

「週に2~3日のストレッチまたは有酸素運動と組み合わせた脊柱起立筋の強化」

をすることによって、約30%腰痛のリスクが減ったそう。

ただ、ヘルスケアと腰痛による病欠についても調べようとしたのですが、そもそもデータが少なく、有意な差が出なかったようですね。今後こちらも数値化出来たら面白そうです。

【感想】

治療家として色々な治療がエビデンスが少ない中(そもそも論文があまり出ていない)今回の腰痛予防のための運動に圧倒的に有用な内容ですね。急性(ぎっくり腰とか足に痺れが出たとか)以外は運動で予防したいところです。

今回は腰痛についての運動ですが、そもそも運動には集中力を上げたり、代謝を上げたりすることが出来るので、忙しくても週2回の運動は習慣化したいところですね。

参考文献/著者

https://academic.oup.com/aje/article/187/5/1093/4557909

本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。

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