【この記事はこんな人にお勧め】
・腰痛に悩まされている。
・本気で腰痛と向き合いたい。
・1年に1回くらいぎっくり腰になる。
・腰の治療をするセラピストである。
今回紹介する文献は、
5459人の参加者における腰痛の発生に関する危険因子を12カ月間追って評価した12の記事を分析になります。この記事の中だと、3つの危険因子が明らかになっております。
・ハムストリングスの可動域制限
・側方屈曲可動域の減少
・腰椎前彎の制限
となっています。
腰痛のリスクが減る順番としては、
側方屈曲可動域の減少 > 前彎の制限 > ハムストリングスの可動域制限
でした。
その他にも背筋力、腹部筋力、大腿四頭筋の柔軟性、脊柱起立筋、腰方形筋の筋量も調べられていますが、今回の分析では研究が少なく、腰痛との関連性は発見できなかったようです。
また、もっとハムストリングスの可動域制限は有意差が出てもいいかと思っていたのですが、有意差は出ていますが、大体1割程度の差しか出てないのが少し寂しいところです。
ただ、一般的にはハムストリングスの可動域は一番改善しやすいですし、対応しやすいのではないでしょうか。
ハムストリングスは太ももの後ろの筋肉達です。
厳密には少し違いますが、昔(今も?)長座体前屈や立位体前屈などで測った記憶がある方も多いのではないでしょうか。
この柔軟性が腰痛には重要ってことですね。
昔から固かったな~って人もきちんとやると柔軟性は上がりますし、柔軟性がない中でも伸ばしてあげるっていうのは筋肉にとってはいいことです。
昔柔軟性があったのにだいぶ固くなったな~って方は、今からでも遅くないので柔軟する癖をつけたほうがいいと思います。
実はこのハムストリングスは他の事でも柔軟性を上げた方がいいことが分かっているので、
腰の痛みに悩まされている方はまずはハムストリングスのストレッチをやったほうがいいと思います。
参考文献
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/
pmc/articles/PMC5418732/#CR10本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。
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