【この記事はこのような人にお勧め】
・子供と運動の関係を知りたい
・子供と骨の丈夫さの関係を知りたい
・子供の体操って体にいいの?
身体は資本と言われますが、骨の量は、生涯の骨格の健康に大きく影響します。
骨密度は男女で違いはありますが、30才~40歳にかけてピークを迎えて、そこからは右肩下がり。
もちろんピーク時を上げたほうが下がったとしても絶対的な骨密度が元々高くなるので将来的にも有利です。
個人的には骨については学ぶ前は身体の固い部分だなというイメージしかなかったですが、運動や栄養で太さや長さや骨密度が変わります。
特に成長中に太さや長さが変わるので、この期間の骨に対する意識をもっていたらな~と最近思います。
【論文】
24の研究の731人の新体操、体操競技者と703人の座りがちなコントロールグループ、合計1434人から分析されています。
新体操及び体操競技の骨密度は、座りがちなコントロールグループと比較すると
新体操(全身骨密度:3.2-4.6%; 腰部骨密度:3.7-9.9%; 大腿部骨密度:11.9-25.5%)
体操競技(全身骨密度:8.8-11.7%; 腰部骨密度:8.4-13.6%; 大腿部骨密度:9.7-18.2%; 前腕骨密度:10.2-13.6%)
と優位に骨密度が高くなっています。
1年間の特定の体操トレーニングでさえ、思春期前の女性体操選手に好影響を与えたとするレポートがある一方、思春期前の男性では対象群と比べてあまり変化が無かったというレポートもあります。
始める年齢や、運動をする頻度によって検討する部分はありそうですが、
概ね有意に骨密度を上げる結果となっています。
体操選手は体操のパフォーマンスを最大化するために、トレーニングストレスや比較的低脂肪量の維持などのいくつかの制約を課したりし、それが内分泌機能にいくつかの結果をもたらす可能性があります。
ようは一般の人よりも食事やトレーニングがストイックでことですね。
それでも、
特定の体操活動は、成長中および成熟中の子供たちの骨塩量の増加を改善するための最も効果的な運動です。レクリエーション体操はほとんどの子供たちが達成でき、高レベルのトレーニングを必要とせず、すでに週に数時間のトレーニングが骨の発達にプラスの影響を与えています。
【まとめ】
体操によって骨密度が上がるのは明らかみたいですね。
骨の研究とかを見ていると、骨って本当に生き物の一部って思っていて、
他の筋肉とかと同じように刺激によって強くも弱くもなるんです。
骨の成長には運動の刺激は絶対にいいので、
体操に限らず、運動はして欲しいなと思います。
参考文献/著者
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5950742/
本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。
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