世界的パンデミックから約1年経っている中で、
やっぱり気になることの一つはコロナでの重症化具合だと思います。
きちんと知らないと色々なニュースで情報が正しくつかめなかったり、
必要以上に慎重になりすぎたり、
または必要以上に楽観的になりすぎたりしてしまいます。統計的にどのような人が重症化しやすいのかの最新のデータが出ておりましたので紹介します。
【論文】
2020年6月10日までにCOVID-19に関する系統的レビューを系統的レビューしたものになりますので、数字はかなり信頼があるものかと思います。
先ず、一般的なコロナウイルスについての症状については何が多いかというと
熱 82%
咳 57%
倦怠感 37%
呼吸困難 35%
胃腸系 14%
頭痛 6%
その他、喉の酸っぱい、吐き気、めまい、下痢、頭痛、嘔吐、腹痛などの症状があります。
メタアナリシスで推定された系統的レビューから抽出された予後因子が何かを調べたところ、
COVID-19の死亡率に対する文書化された心血管疾患の併存症 4.06倍
COVID-19の死亡率に対する急性心臓損傷 10.89倍
COVID-19の重症度のための高血圧 2.20倍
COVID-19の重症度に対する心血管疾患 2.83倍
COVID-19の死亡率に対する高血圧 2.86倍
COVID-19の死亡率に対する糖尿病 3.68倍
COVID-19の死亡率のための呼吸器疾患 3.51倍
COVID-19の病気の進行のための喫煙 2.19倍
病気の進行のための発熱と息切れ 4.16倍
となっているため、
該当する疾患を持っている場合は、
やっぱりマスク、人ごみを避けるなどのはしばらくしたほうがよさそうですし、なってからのリスクが高いので、ワクチンを早めに打ちたいところです。
【まとめ】
これらの疾患にかかっている場合は、
早めにワクチンを打ったり、
本当にもっと落ち着くまでは、なるべく会食などを避けたりはしたほうが良いかと思います。
重症化する者の中には生活習慣病も入っています。
生活習慣病に関しては改善できるものが多くあります。
すぐには出来ないので、今からでも日々の積み重ねを変えるのもいいかなと思います。
出来るのであれば、仕事の仕方も変えたり。
心の健康の問題もあるので自粛ばっかりが正しいとは思わないですが、
きちんと知ることでお互いに気を遣えたりすると思うので、こういうデータは大切だなと思います。
参考文献/著者
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7835449/
本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。
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