【この記事はこのような人にお勧め】
・コロナになるべくかかりたくない
・コロナにかかっても重症化したくない
・コロナなんて嫌いだ
新型コロナについて、治療法や予防摂取をどうするか、色々議論されています。
今現時点(2021年1月時点)で、結論は出ていないですし、
ウイルスに絶対かからない方法は世の中にはありません。
ただ、免疫を上げる栄養素というものが何かを知っといたほうがいいと思うので、
今までの、サーズやマーズのような感染症を元に出された、
免疫を上げる栄養ををピックアップした系統的レビューになります。
ただあくまで、
「不足すると良くないよ!」
って話で、これを取っていれば、
かからないよ!って話ではないのでお間違いないように願います。
【論文】
【ウイルス感染症の一般的に効果がある栄養素】
ビタミンA・・・ビタミンAは「抗感染性」ビタミンとも呼ばれ、欠乏症ははしかと下痢に強く関与しています。ビタミンAの補給により、はしか、下痢性疾患、はしか関連肺炎、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症、マラリアなどのさまざまな感染症の罹患率と死亡率が低下したことが報告されています。
ビタミンB群・・・ざっとそれぞれのビタミンBの効果を記載すると、ビタミンB2(リボフラビン)はすべての細胞のエネルギー代謝に役割を果たしている。ビタミンB3治療は、肺への好中球の浸潤を有意に抑制し、人工呼吸器による肺損傷時に強力な抗炎症効果を示す。等があります。
ビタミンC・・・ビタミンCの補給群で肺炎の発生率が有意に低いことが報告されており、ビタミンCが特定の条件下で下気道感染症への感受性を予防する可能性があることが示唆されています。
ビタミンD・・・骨の完全性を維持する役割に加えて、免疫細胞を含む多くの細胞の成熟を刺激します。
日光によって皮膚からも生成するので、間違った自粛で外出も控えてしまうとビタミンD不足の懸念も。
ビタミンE・・・欠乏症ではRNAウイルスの一種の感染症の心筋傷害が強くなることが報告されています(マウス実験)
オメガ3多価不飽和脂肪酸・・・主に抗炎症作用および炎症誘発作用を促進します。
セレン・・・細胞や組織への酸化的損傷を防ぐ働きをする酵素のグループを助けるとされています。
亜鉛・・・自然免疫系と適応免疫系の両方の免疫細胞の維持と発達に重要とされています。 SARSコロナウイルスの複製を阻害することが示されているとされています。
鉄・・・鉄欠乏は宿主の免疫力を損なう可能性がある一方、過剰症は酸化ストレスを引き起こして有害なウイルス変異を伝播させる可能性があります。
結構基本的な栄養素かなって思います。
ただ、鉄で欠乏症や過剰症があったように、
例えばビタミンAやビタミンDは脂溶性のビタミンと言って、
過剰摂取は体に蓄積されてしまいよろしくありません。
とりすぎもよろしくないので、
サプリメントをたくさんとっていこうというよりも、
野菜や魚、お肉をきちんと食べたほうがいいかなと思います。
【感想】
初期の緊急事態宣言の時みたいに食料が無くなっている状況であれば、
インスタント食品等良かったかもしれませんが、
ちゃんとした食事を心がけるのがやっぱりいいですね。
本当に取れない場合はサプリメントでも仕方ないかもしれないですが、
サプリメントでの摂取は効果がないものもあるようなので、
基本的にはきちんとした食事でとるのが一番です。
参考文献/著者
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/jmv.25707
本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。
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