【コロナ自宅待機は人口の何%実施すれば効果があるの?】

オーストラリアの数理モデルを使った実験になります。
実際にオーストラリアではコロナの封鎖に成功していると言って過言ではなので、
結構参考にしていいかなと思います。

ウィキペディアより抜粋しましたグラフですが、
実際にオーストラリアのコロナは上手く封じ込められていますね。
未曾有の出来事なので最初はどこの国が正しいかなんて分かりませんでしたが、上手く抑えられている国はとても参考になります。

オーストラリアの感染者数推移。ウィキペディアより抜粋

【論文】

シドニー大学での数理実験で、
2020年11月11日に公開されました。

自宅待機のこの対策は

『全体の何%が実施すればいいの?』

という論文です。
実験結果の内容は、

・全体の90%が自宅待機を守れば、新型コロナは3カ月で制御可能になる

・全体の80%が自宅待機を守れば、新型コロナは4カ月で制御可能になる

・全体の70%が自宅待機、又はそれ以下の場合、コントロールは不可能になる

となっています。

うーん、今回の日本の緊急事態宣言の内容と照らし合わせると厳しいかもしれないですね。

この中で学校の閉鎖に関しての記述もあるのですが、
これに関しては、

「若干コロナのピークを下げられる可能性があるかもしれないけれど、あまり意味がない」

かもしれないとされています。
学校の閉鎖をすると世帯内での接触が50%以上増加するので、
結果としてあまり効果がないかもとされています。

確かに、小学生以下の子供を一人で家においておけないですしね。
実際に、オーストラリア政府は学校の閉鎖を強制していないそうです。


全体の30%以上が自宅待機とならなかった場合にはやっても制御出来ないよ。

って内容なので本当に自宅待機によってコロナを抑えるには医療従事者や食品などを取り扱っている業種(生活や医療に関わっている)を除いて一旦思い切ってお休みにしようぜ!ってした方がいい気がします。

もちろんオーストラリアでの内容で日本に当てはまるかは不明ですが、実際に収まってきていることを考えると一つのロードマップとしていいのではないでしょうか。

【まとめ】

色々な考えの人がいて、

・コロナなんて風邪だ!
・皆で自粛しよう!
・コロナ以外の経済死の方が深刻だ!
・コロナが本当に怖い!

たぶんどれも間違ってないと思いますけど、
コロナ死でも経済死でやっぱり良くないので、きちんとしたロードマップをひいて1日でも早く収束してもらうことを願うばかりです。

参考文献/著者

https://www.nature.com/articles/s41467-020-19393-6

本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。

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