【この記事はこのような人にお勧め】
・最近よく疲れる
・いつも倦怠感がある
・最近運動が出来ていない
運動と慢性疲労症候群(CFS)についての論文になります。
慢性疲労症候群とは持続性の医学的に説明のつかない倦怠感に加えて、筋骨格痛、睡眠障害、頭痛、集中力の低下、短期記憶の低下などの症状を特徴としています。
なので、疲れていると「集中力の低下」「短期記憶の低下」等があるので、
考えている力が落ちているので、事前に疲れているなーってときはこういった行動をしよう!って決めておくといいかなと。
もちろん、睡眠不足の方は寝たほうがいいと思いますし、
過労の方は仕事を減らしたほうがいいと思います。
原因がわからないけど、慢性的に疲れているな~って方向けです。
【論文】
8件のランダム化比較試験を含め、このレビューには1518人の参加者からのデータを抽出しております。研究全体の平均年齢は33歳から44.6歳でした。
参加者の90%が以下の条件を満たしています。
・倦怠感、または倦怠感と同様の症状。
・倦怠感は医学的に説明できないもの。
・倦怠感は、参加者を著しくやる気を無くしている、もしくは苦痛にするほど深刻。
・倦怠感は少なくとも6ヶ月続いた。
運動療法は12週間から26週間、7つの研究では、ウォーキング、水泳、サイクリング、ダンスなどの有酸素運動療法のバリエーションを使用し、1つの研究では無酸素運動を使用しています。
時間や強度はそれぞれありますが、
1日30分週2~3回位や1日10~15分週5回位の運動をしているので、
比較的軽めの運動での効果を見ていますね。
著者曰く、
・一般的に、運動療法後の恩恵を受け、倦怠感が少なくなる可能性があり、かつ悪化させる可能性は示唆されませんでした。
・睡眠、身体機能、および自己認識の一般的な健康に関してプラスの効果が観察された
・痛み、生活の質、不安、うつ病、脱落率、および医療サービス資源の結果についての結論は得られなかった。
となっています。
【感想】
結構軽めの運動でも、
効果があるな~と思うので、
疲れたなって思ったら運動はやっぱりいいですね。
私はとあるタイミングから一日30分位は運動するようになったので、
確かに疲れにくくなったなと思いますが、
逆に20前後の受験や学生の時のほうが疲れやすかったなと。
今思うと勉強の時間30分減らしてでも運動していたほうが、
多分効率良かっただろうな~と思っています。
参考文献/著者
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6419524/
本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。
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