【この記事はこのような人にお勧め】
・病院で骨粗しょう症と言われてしまった
・骨粗鬆症の予備軍である
・高齢で骨折しやすい
・骨密度を上げたい
骨粗しょう症って聞いたことあるでしょうか。病院に勤務していたり、
治療業界に関わっていると馴染みがある単語ですが、若いうちはあまり聞かないかもしれません。
簡単にいうと、骨が若い時と比べてもろくなってしまっている状態です。
骨粗しょう症というのは、ホルモンの関係もあるため女性に多いのですが、年をとると必ずと言っていいほど気にしなくてはならないものになります。
今回は骨粗鬆症治療のための薬に頼らない方法を紹介します。
【論文紹介】
・米国臨床内分泌学者協会および米国内分泌学大学のガイドライン、マレーシア骨粗鬆症学会のガイドライン、メキシコの保健省のガイドライン等から統計的に治療を判断している論文の紹介です。
結論として骨粗しょう症の治療のためには
- ビタミンD及びカルシウムの摂取
- 運動
- タンパク質摂取の維持。その他コーヒー、タバコ、アルコールの制限。
が効果があるようです。
コーヒーに関しては他の視点から体にいいという論文もあるので、今回はあくまで骨粗鬆症のみを考えた時の結果ですので悪しからず。
カフェインの悪影響は大量に摂取した際に、おしっこがしたくなり、カルシウムがおしっこで出やすくなってしまうぐらい。逆に、この論文の中でもコーヒーの中にあるポリフェノールの効果として、2型糖尿病、パーキンソン病、アルツハイマー病、心血管疾患、癌などのいくつかの病気のリスクを減らす可能性もあるので、飲みすぎ注意ぐらいですね。
正直、1と2の運動と栄養素の摂取をきちんとすることが一番大切だと思います。
1.のビタミンDやカルシウムですが、
サプリメントで摂取も可能ですが、サプリメントは若干ですが副作用が確認されております。また、こちらも数は少ないですがどちらも過剰な摂取でも体の不調が発生するので、
原則は通常の食事での摂取が推奨されます。
2.に関してはやっぱりという感じなのですが、ここで推奨されている運動は、骨を形成するための治療としてではなくて、転倒の防止を通じて脆弱性骨折のリスクを減らすために必要とされています。
骨密度と運動に関してはもっと掘り下げた論文を見たほうが良さそう。
【感想】
骨粗鬆症については、やはり、栄養素や運動が必要だなと思う感じです。
治療家の立場からすると、骨粗鬆症は長生きすれば絶対になると思っていたほうが良くて、食事も運動も生活習慣も骨粗鬆症になる前からしたほうが良くて、やっぱりなってから色々改善するのは大変だなと思っています。
骨密度は40才前後をピークに徐々に減少していきます。
なるべく早い年齢から食事と運動に気を付けて、90才位になっても、骨の密度を気にしなくてもいいぐらいに出来たらなと思います。
また、骨粗しょう症になったとしても何歳から意識しても意味はあるので、
きちんとした栄養のあるものと運動は意識したいです。
参考文献/著書
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/
pmc/articles/PMC6838743/本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。
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