バスケットの足関節の怪我を55%減らす!

【この記事はこのような人にお勧め】

・バスケットの怪我を予防したい
・足首を捻りやすい
・バスケットで既によく怪我をしている

バスケットの下肢の怪我の予防についてになります。
バスケットボールは走りっぱなしのスポーツで、
基本的には接触をしないことになっていますが、走って跳んで、相手とぶつかると結構怪我をします。
私もバスケットボールをしていましたが、年に2,3回は足を怪我をした気がします。
やっぱりスポーツをする上で、怪我はなるべくしたくないものなので、
予防できるのであれば、予防したいもので、是非ともこちらの論文を参考にして頂ければ。

【論文】

予防プログラム(神経筋トレーニング等の予防プログラムやいわゆる足のサポーターや杯トップの靴を履くこと)によるとバスケット選手の怪我の発生率について調べています。

結果として、

・予防プログラムは一般的な下肢損傷の発生率を31%に減少させた(OR、0.69; 95%CI、0.57-0.85; P <0.001)
・足首捻挫の発生率を55%減少させた(OR、0.45; 95%CI、0.29-0.69:P <0.001)
・ACL断裂に関しては改善されなかった(OR、1.09; 95%CI、0.36-3.29; P = 0.87)

となっています。

固有受容感覚とバランストレーニングを強化するような予防プログラムは、サッカーやバレーボールなど、他の高リスクの多方向スポーツにおける足首の負傷を減らすことがわかっているので、スポーツをするのであればやったほうが良さそう。

サポーターを始め、足首ブレースの長期使用は、周囲の筋肉が弱くなったりする可能性があるため、これに関しては議論はまだ続いています。

【まとめ】

治療院で怪我の後に行うトレーニングとしては、
院内だとバランスクッションを使って神経筋トレーニングを行います。
これ、遊びっぽいし、もう痛みが無くなっているのでそのまま治療を終わってしまう方がいるのですが、再発防止に凄い大事です。
出来れば、普段の練習メニューに神経筋トレーニングを取り入れて、是非とも怪我のリスクを減らしていただきたいです。

参考文献/著者

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4547118/

本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。

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