ダイエットの基礎中の基礎。年代別の基礎代謝について

【この記事はこのような人にお勧め】

・基礎代謝って何?
・食事制限をしたいけどどれくらいすればいいの?
・運動をしていないときの消費カロリーってどれくらい?

そもそも基礎代謝とは

基礎代謝とは、覚醒状態の生命活動を維持するために生体で自動的に行われている活動における必要最低限のエネルギーのことである。

とされています。

肥満が気になったり、ダイエットをするのはいいですが、
これらを大きく下回ってしまうと筋力が落ちてしまったり

もちろんこれを大きく上回ってしまうと余分な脂肪を蓄えてしまいます。

それらを防ぐためにも年代別の基礎代謝はある程度把握しておくと、
そういったリスクを減らせます。

日本人の基礎代謝については厚生労働省より資料がありますので
こちらから参考に致します。

(eヘルスネット加齢とエネルギー代謝より抜粋)

注目頂きたいのが、20歳までとその後で大きく変わるということです。
加齢に伴って代謝が落ちていく傾向がありますが、
10代の変化と比べるとかなり少なく感じます。

あくまで治療家の感想レベルですが、
骨の発達期間である骨端線が閉鎖する10代後半位までは、
やっぱりエネルギーの消費量は激しいですね。
もちろん骨だけではないと思います。

スポーツ選手や肉体労働などをしてエネルギーを通常より使う場合は別ですが、
一般的な仕事や家庭に入っている方は、先ずはこの認識をしないと余分な脂肪がついていってしまいます。

運動を学生のころまでしていて、辞めたとたん体脂肪が増えてしまったというのはよく聞く話です。

もちろん個人差がありますが、年齢、性別での基礎代謝量を把握しておく必要がありそうです。

参考文献

厚生労働省
日本人の食事摂取基準 2015年度版
第一出版, 2015.

糸川嘉則ほか 編
栄養学総論 改定第3版
南江堂, 141-164, 2006.

Roberts SB et al.
Energy requirements and aging.
Public Health Nutr, 8, 1028-36, 2005.

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