【この記事はこのような人にお勧め】
・有酸素運動と無酸素運動の違いって何?
・心疾患との関係ってあるの
・有酸素運動を始めたい
・無酸素運動を始めたい
有酸素運動と無酸素運動ってどう違うの?
と聞かれることがあったので、
実際の定義を確認しながら探した論文です。
最近では無酸素運動の良さとか、色々出てきてますが、
取り敢えずの健康の為にやる人はどっちでもいいのではと思います。
【論文】
この論文は、有酸素運動と無酸素運動が心疾患の改善に影響しているかどうかを調べています。まず、有酸素運動(エアロビック)と無酸素運動は、
アメリカスポーツ医学会によると以下のように定義されています。
【有酸素運動とは】
大きな筋肉群を使用し、継続的に維持でき、本質的にリズミカルな活動
名前が示すように、このタイプの運動によって活性化される筋肉群は、アミノ酸、炭水化物、および脂肪酸からアデノシン三リン酸(ATP)の形でエネルギーを抽出するために有酸素代謝に依存しています。
有酸素運動の例としては、サイクリング、ダンス、ハイキング、ジョギング/長距離走、水泳、ウォーキングなど
【無酸素運動とは】
収縮する筋肉内のエネルギー源によって燃料が供給され、エネルギー源としての吸入酸素の使用とは無関係に、非常に短時間の激しい身体活動
酸素を使用しないと、私たちの細胞は解糖と発酵を介してATPの形成に戻ります。このプロセスは、その好気性の対応物よりも大幅に少ないATPを生成し、乳酸の蓄積につながります。
無酸素運動と考えられているエクササイズは、全力疾走、高強度インターバルトレーニング(HIIT)、パワーリフティングなど
この論文では有酸素運動と無酸素運動ではどちらも心血管系を改善する傾向にあるとしています。
【まとめ】
有酸素運動と無酸素運動運動はどちらがいいかと聞かれることが多いですが、
基礎疾患が既にあったり、血圧が高すぎる → 有酸素運動
忙しくてなるべく短い時間で続けたい → 無酸素運動メイン
きっちり時間が取れる場合 → 有酸素運動と無酸素運動どちらも
をお勧めしています。
最近では無酸素運動ではミトコンドリアの活性化等、
様々な新しい情報が出てきていてどっちがいいかな~と迷う場合がありますが、どちらも健康にはいいので自分が続けられる運動を選択頂ければ、
運動導入の際はあまり気にしなくていいのかなって感想です。
参考文献/著者
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5329739/#B10
本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。
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