【この記事はこのような人にお勧め】
・心血管疾患の疾患が気になる
・血圧がちょっと高い
・ベリーのいいところをもっと知りたい
ベリーが身体にいいという話は色々させて頂いていますが、
今回は心血管系の話について記載させてい頂きます。
私も知らなかったときは普段積極的には食べていませんでしたが、
調べれば調べるほど、ベリーを食べない理由が見当たらないのです。
ベリーはポリフェノールや、アントシアニンやエラギタンニンなどのフラボノイドが多く含まれていることで有名ですが、
その他にもビタミンCやEなどの天然の抗酸化物質、および葉酸、カルシウム、セレン、アルファおよびベータカロチン、ルテインなどの微量栄養素を含んでいます。
なかなか接種がしづらい栄養素がふんだんに入っているので、
下手なサプリメントを飲むくらいならベリーがお勧めです。
【論文】
アメリカでは、2歳以上の人の果物の消費量を75%以上、または1日あたり少なくとも2サービングに増やすことを提唱しています。
しかし、この果物摂取の目標を達成しているのは、成人の32%と青年の13%だけと言われています。
確かに、日本でも野菜の消費量の推奨値は350gとされていますが、(それでも少ないかもしれませんが)平均はそれより60~110g少ないそうです。
今回の研究ではその中でもベリーと心血管疾患の関係について調べられています。
内容としては、ベリーの入っているものと、ベリーの入っていないプラセボのものを比べたときの変化を調べたのですが、どのような効果があったか記載すると、
・血漿ビタミンC、血清および尿の抗酸化能の増加
・LDL酸化のわずかな減少
・3か月の介入における空腹時血糖値、および脂質の減少
・リンパ球の酸化的DNA損傷の減少
・HDLコレステロールの増加
・研究終了時の体重、BMI、および胴囲の減少
などの効果がありました。
この実験で重要なのは、血漿または尿中の抗酸化能の増加、LDL酸化および脂質過酸化の減少、血漿グルコースまたは総コレステロールの減少、およびベリー介入後のHDLコレステロールの増加で、これらは心血管リスクを大いに下げてくれるとされているので、効果があるのは間違いなさそうです。
ちなみに、
乾燥や低温殺菌などの加工方法で発生する栄養価の低下を考慮すると、
通常の食事の一部としての新鮮または冷凍の全果実の摂取のほうが栄養素的にはいいとも記載されています。
【まとめ】
ベリー類は本当に必ず取ったほうが良くて、
最近だと冷凍でかなり安価であるので嬉しいところです。
また、冷凍でも栄養価はあまり下がらないのでそこも嬉しいところ。
やっぱり、天然の食物繊維を含んでいる果物や野菜に勝るものはないので、
身体の為には冷凍庫には欠かせない存在になっています。
参考文献/著者
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3068482/
本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。
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