コロナワクチンの安全性と有効性

【この記事はこのような人にお勧め】

・ワクチンってそもそも安全なの?
・ワクチンをうつのが不安
・ワクチンってどれくらい効果があるの?

新型コロナウイルスが流行して約一年、
日本もワクチンの接種などが話題になり始めています。
やっぱり、ワクチンで気になる所はそれに対する効果よりもむしろ

「副作用」なのかなと。
それらの副作用って感覚ではなくて、
数字で見る必要があって、ただただ副作用を怯えていても仕方がないと思っております。
最近ロシアでRCT(かなり信頼性が高い統計)が出されたので、その論文を紹介したいと思います。

【論文】

ロシアのモスクワにある25の病院とポリクリニックで、

RCTを行いました。

2020年9月7日から11月24日までの間に、21,977人の成人がワクチングループ(n = 16 501)またはプラセボグループ(n = 5476)にランダムに割り当てられました。

参加者の条件として、

・SARS-CoV-2 PCRおよびIgGおよびIgM検査が陰性
・登録前14日間は感染症はない
・登録前30日間は他のワクチン接種はない

ワクチンはいわゆる筋肉注射で、

1回目の注射、
21日後2回目の注射。が行われています。

まず、ワクチン接種による安全性についてですが、
副作用のあった人数は、

ワクチン・・・45人(ワクチンを受けた人のの0・3%)
プラセボ・・・23人(プラセボ注射を打った人の0・4%)

プラセボとの有意差はありませんでした。
(ワクチンによる副作用は認められなかった)

次にワクチンの有効性ですが、

ワクチンの有効性は91・6%(95%CI 85・6–95・2)で、

強力な体液性および細胞性免疫応答を得られたとのことです。

【まとめ】

なんとなく、
ワクチンの話をすると「副作用が!」って議論になりますし、
かくいう私も、不要であれば打ちたくないと思っています。
ただ、科学の発展の上で、世の中良くなっていると心から思っている人間としては、
この結果的にはなるべく多くの人がワクチン接種したほうがいいなと思っています。

これも感想ですが、
今回のパンデミックでは「コロナの感染」ももちろん怖いですが、
「コロナに感染したら何なのお前」的な風評的な怖さがあります。
早く色々元通りになって、風邪やコロナをひいたら

「お大事に休んでね」

で済む世の中に戻ったらなと切に願います。

参考文献/著者

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC7852454/

本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。

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