緑茶のいいところ。緑茶の摂取と乳がんのリスク

【この記事はこのような人にお勧め】

・緑茶のいいところを知りたい
・緑茶って乳がんと関係あるの?
・乳がんを少しでも予防したい

緑茶の効果を調べて紹介していくシリーズです。
緑茶って抗腫瘍、抗酸化などの薬理効果があることが確認されています。
それらの言われている効果が、実際の人でどれだけ効果があるかを色々見ていきたいと思います。

【論文】

14件の研究がメタアナリシスの選択基準を満たし、合計14,058人の乳がん患者と15,043人の対照被験者が得られました。
結構な人数のメタアナリシスなので、信用度が高いものだと思います。
乳がんの発生率は全がんの10.4%であり、20〜50歳の女性の主な死因です。
出来る限りリスクを減らしたいものです。

緑茶を摂取している人としていない人の比較の
統計結果として、

緑茶を飲んでいる人の方が17%乳がんのリスクが減ったそう(オッズ比0.83; 95%信頼区間:0.72–0.96)

また、地域差もかなりあって、欧米ではあまり有意さがなかったのに対して、日本人のコホート研究だと1日に10杯を超える緑茶を摂取した人は、47%もリスクが減ったとのこと。
飲む量に関しては基本的には飲めば飲む程リスクが減るので、10杯まで飲めなくても、なるべく意識して飲みたいところです。

1日10杯っていうのは結構な量ですけど、凄い有意に出てます。
この研究は緑茶の有効性の可能性を示してはいるものの、
地域差などが多いため、さらなる研究が必要としています。

【まとめ】

緑茶シリーズでは緑茶の効果などを入れていきますが、
基本的には日常的に飲んだ方がいいんだな~って思います。
その中でも、やっぱり病気って遺伝があります。
自身が例えばガン家系だな~、
とか、心疾患の家系だな~とかあれば、
少しでも確率が減ることはしたいなと思うので、
そういった内容で思い当たることがあれば、
是非とも緑茶習慣をつけていただけると幸いです。

参考文献/著者

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6635178/

本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。

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