コーヒーの消費と健康

【この記事はこのような人にお勧め】

・コーヒーって身体に悪いの?
・コーヒーって身体にいいの?
・コーヒーってどれぐらい飲んでいいの?

カフェインは目が覚める作用もあるので、
カフェインを含むコーヒーは在宅ワークやデスクワークで飲む機会が多くなってきたのではないでしょうか。
コーヒーって身体にいいぞ!って聞いたり、悪いぞ!って聞くことがありますが、実際にどうだったかを調べた研究です。

【論文】

観察研究の201のメタアナリシスと介入研究の17のメタアナリシスから分析した論文になります。

コーヒーは最近の疫学研究では潜在的に治療的な抗酸化、抗炎症、抗線維化、または抗癌効果を備えているとされており、主要な活性化合物には、カフェイン、クロロゲン酸、およびジテルペン、カフェストール、カーウェオールが含まれます。

コーヒーの効果として、

・1日3〜4カップの摂取で最大の相対リスク減少を示しています。
・心血管死亡率19%減少(0.81、0.72〜0.90)
・心血管疾患15%減少(0.85、0.80〜0.90)
・消費量が多い場合と少ない場合では、癌の発症リスクが18%低くなっています。

以上より健康に役立つ可能性が高いことが示されています。

一方害があるのは主に妊婦で

・低出生体重31%増加(オッズ比1.31、95%信頼区間1.03〜1.67)、
・第1トリメスター期の早産 22%増加(1.22 1.00から1.49)
・第2トリメスター期の早産 12%増加(1.12、1.02から1.22)、
・流産 46%増加(1.46、1.06から1.99)

で妊娠中はなるべく控えたほうが良い結果となっています。

また、男性では無かったのですが、女性では骨折のリスクが上がる結果になっています。

ただ、骨折の可能性は増えてる結果も出ているのですが、
他の系統的レビューではカフェインの健康への影響に関する最近の包括的な系統的レビューでは、骨の健康に関して、400mg /日(約4杯のコーヒー)のカフェイン摂取は骨折のリスクへの悪影響とは関連がないと結論付けました。

女性とカフェインと骨折の可能性については、さらなる精査が必要そうです。

【まとめ】

コーヒー好きとしては3,4杯まで飲んでいいのであればありがたい結果でした。
カフェインの覚醒作用を頼りにエンドレスに飲んでた時期もあったので、
その時は結構調子が悪い時が。。1日確か7~8杯程。
目安が3~4杯とわかっていると調整しやすいのでありがたいです。

参考文献/著者

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5696634/

本内容は科学的論文等に基づき考察したもので、必ずしも全ての人に当てはまる内容ではありません。実践しても効果が得られない場合、専門家に相談することをお勧めします。

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